私が医学部再受験を決意した経緯、苦労したことなどを紹介します。
少しでも医学部再受験を考えている方の参考になれば幸いです。
再受験への道 - 医学部を目指す決断
医師としての仕事に関心を持ったのは、両親が癌と診断されたことがきっかけでした。
医師との関わりが増えるにつれ、医師の存在は患者とその家族の精神的な支えになっており、そのような働き方ができる医師という職業に惹かれていきました。
当時勤めていた会社での自分の将来像が見えず、このままでいいのだろうかと悩んでいるところでした。
「挑戦せずに後悔するぐらいなら挑戦して後悔したほうがいい」と思い、医学部の受験を決心しました。
再受験の挑戦と乗り越え方
苦手教科の克服
長い間手を付けていなかった科目への取り組みは、再受験の大きな挑戦でした。
特に古典、化学、地理などは苦労しました。
数学に関しては、センター試験の形式に慣れるのにも時間がかかりました。
古典、化学、地理に関しては、基礎的な知識から抜け落ちていたので、
簡単な問題集から取り掛かることにしました。
基礎知識を一つずつ押さえていくことで、応用問題も解けるようになっていきました。
各教科の具体的な勉強方法はそれぞれの記事で紹介しています。
国語・古文
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時間管理
仕事を続けながらの勉強は、厳しい時間管理が必要でした。
平日の夜はもちろん、休日もほぼ勉強に費やしました。
具体的な時間管理の方法は、次のセクションで記載します。
模試での挫折
センター試験前の最後の模試では、目標点数に届かないことがあり、何度も挫けそうになりました。
しかし、最終的には諦めずに努力し続けたことで、合格することができました。
私の場合は「不合格だったとしても今の仕事を失うわけではない」、
「今の仕事もやりがいがあるし、最悪そのまま続けても問題ない」、
と考えていたので、それで精神的にも安定を得られていたのかもしれません。
再受験を考えている方へのメッセージは、諦めないことです。
成績が伸び悩んでいても、持続することが鍵です。
もし受験に失敗したとしても、その努力は無駄ではありません。
一度立ち止まり、医師になりたい理由を再考してみてください。
今の仕事が嫌なら、他の道も考えてもいいかもしれません。
効果的な勉強法と時間管理のコツ
医学部再受験のためには、効率的な勉強法と厳格な時間管理が不可欠でした。
仕事を続けながらの勉強は容易ではありませんが、いくつかの工夫で乗り越えることができました。
通勤時間の短縮
まず、通勤時間の短縮のために、勤務先の近くに住居を移しました。
この小さな変更だけで、毎日の貴重な時間を確保することができました。
会員制ライブラリの契約
また、勉強に集中できる環境を確保するために、会員制ライブラリを利用しました。
お金はかかりますが、快適な環境で、効率的に学習することができるようになりました。
社会人だからこそできたことだと思います。
スケジュールの立て方
スケジュールに関しては、まずは大雑把な計画を立て、それに基づいて一歩ずつ進めました。
私の場合、詳細な計画を立ててしまうとその通りに行かないことも多くて嫌になってしまうので、大きな計画を立てていました。
例えば「2週間でこの問題集を終わらせる」などです。
「1日10問やる」となると10問できなかったときに自己嫌悪感が出てしまうからです。
仕事をしていたので、日によって勉強に確保できる時間が異なっていたので、このような方法を取りました。
これらのような工夫によって、限られた時間の中で最大限の成果を出すことができました。
モチベーションの維持
再受験の道は、精神的にも大きな挑戦でした。
何度も心が折れそうになりましたが、その都度自分を奮い立たせる必要がありました。
適度な休息
挑戦の途中で、特に大切だったのは、自分自身に対する理解と優しさでした。
自分を過剰に追い込まず、適切な休息を取ることで、精神的なバランスを保ちました。
私の場合、どうしてもやる気が出ないときなどは「一人カラオケ」をして発散していました。
周囲のサポート
周囲のサポートも不可欠でした。
再受験のことを話していた友人には、時々一緒に飲みに行ってもらい、話を聞いてもらいました。
家族や友人からの励ましは、困難な時期を乗り越える力となりました。
小さな成功を積み重ねる
また、目標を細かく分割し、小さな達成感を積み重ねることも大切でした。
一つ一つの小さな成功を祝うことで、モチベーションを維持することができました。
最終的には、この経験が自分自身を成長させ、精神的な強さを培う機会となりました。
再受験を考えている方々には、自分を信じ、周囲のサポートを大切にしてほしいと思います。
最後に
医学部への再受験は、私にとって人生を変える経験でした。
困難を乗り越え、最終的に目標を達成することができました。
この道のりを通じて、自分自身の強さと弱さを知り、精神的な成長を遂げることができました。
挑戦は時に厳しいものでしたが、それを乗り越えたことで、新しい自分を発見することができました。
医学部再受験を考えている方々には、自分の夢に向かって一歩を踏み出す勇気を持ってほしいと願っています。
挑戦は必ずしも簡単ではありませんが、自分自身を信じ、前向きな姿勢を保つことが成功への鍵です。
医学部再受験の道は、新たな可能性と機会に満ちた旅です。
私の経験が、あなたの夢への一歩を後押しすることができれば幸いです。