独学大学受験のための参考書・問題集の選び方【教科ごとのおすすめも紹介】

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以下のような悩みを持つ大学受験生に役に立つ記事です!

こんな受験生に役に立つ内容です

  • どの参考書を使えばいいかわからない
  • 今使っている問題集が難しすぎてやる気が出ない
  • 自分に合った参考書・問題集の選び方を知りたい!

受験において、教材選びはもっとも重要な要素のひとつです。

でも、種類が多すぎて迷ってしまいますよね・・・

予備校に通っている人は、成績を考慮したクラスに入ったり、自分に合った適切なテキストを教えてもらったりできるのですが、独学の人は自分で選ばなければなりません。

そんな方でも、この記事を読むとどのような参考書や問題集を選べばいいかがわかるようになります!

なぜなら、京大理学部と国立大医学部を独学で合格した私も、実際にこの記事で書いた基準で参考書や問題集を選んだからです。

記事の最後には、私が実際に使用していた教材を教科ごとに紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!

(オススメ教材を早く知りたい方は、こちらを押すとジャンプできます。)

参考書と問題集の違い

参考書と問題集の選び方を紹介する前に、参考書と問題集の違いを説明します。

この記事では参考書と問題集を以下のように定義します。

参考書

説明がメイン。わからない内容を調べるため、
つまりインプットに使う。

問題集

問題がメイン。問題を解くため、
つまりアウトプットに使う。

参考書と問題集は必ずしも区別できるわけではなく、教材の中にはどちらの特徴も兼ね備えたものがあります。

てん
てん
以下の説明では、参考書=インプット用、問題集=アウトプット用と考えていただければOKです。

参考書を選ぶ3つの基準

まず、インプットに使う参考書の選ぶ基準3点です。

参考書を選ぶ基準

  1. 出題範囲を網羅している
  2. 索引が充実している
  3. 解説や図がわかりやすい

前提として、参考書は隅から隅まで読むものではないです。

分厚い参考書の最初から最後まで全部読んで全部覚えるのは無理です。

前の章で説明した通り、わからないことを調べるためのものだと思ってください。

そのため参考書は、1冊用意すれば十分です。

出題範囲を網羅している

志望校の入試の試験範囲をすべて網羅しているものを選びましょう。

ほとんどの参考書が網羅しているはずですが、買ってから後悔しないように買う前には目次などをチェックするのがいいと思います。

志望校の入試について調べるときは、『志望校調査で押さえるべき6つの項目』も参考にしてくださいね。

索引が使いやすい

参考書はわからないことを調べるために使うので、索引が充実しているものを選びましょう。

勉強していてわからない言葉が出てきた時に、索引を使ってその言葉の説明されているページを探すので、索引が充実していることはとても重要です。

てん
てん
参考書の索引はかなり使うので、買う前に意識してチェックしてくださいね!

解説や図がわかりやすい

解説や図のわかりやすさは人によって感じ方が違いますが、多くの人がオススメしていたり、高評価の口コミが多かったりする参考書であれば、失敗することはないでしょう。

口コミは、アマゾンや楽天のページで見ることができるので、参考書を買う前に必ず参考にするようにしてください。

例えば、私が物理の勉強で使っていた「物理のエッセンス(河合出版)」(参考書&問題集)は口コミの評価も高く、長年にわたって人気の教材です。

てん
てん
Amazonや楽天で、良い口コミ・悪い口コミの両方を確認してみてくださいね!

問題集を選ぶ3つの基準

次に、アウトプットに使う問題集の選ぶ基準です。

問題集を選ぶ基準

  1. 解説が充実している
  2. 必要な範囲が網羅されていて、かつ、薄い
  3. 問題ごとに難易度がわかる

解説が充実している

なんと言っても一番大事なのは解説です。

勉強は、問題を解いた後に解説をじっくり読んで理解することが一番大事です。

そのため、解説が丁寧でわかりやすいことが、問題集を選ぶ際に最も重要視するべき点です。

てん
てん
いくらわかりやすい解説だったとしても、わからないことは出てくると思います。その場合は、参考書で調べて理解するようにしてくださいね!

必要な範囲が網羅されていて、かつ、薄い

必要な範囲が網羅されていることはそのままの意味なのですが、ひとつ注意点として、

もし範囲が網羅されていなかったとしても、他の問題集でカバーできるのであれば大丈夫です。

例えば、数学ならI・AとⅡ・Bを別の問題集で対応するのは全く問題ないです。

大事なのは、薄いこと!

薄い問題集だと、1冊やり切るモチベーションが保ちやすいです。

問題集を1冊やり切ったという達成感は、勉強のモチベーションを保つだけでなく、

受験に対する自信にもつながるため、かなり重要です。

そのため、途中で心が折れてしまわないような問題集を選んでください。

後述しますが、問題集はレベルによってステップアップしていくので、2週間〜1ヶ月など決まった期間で1周できるような問題量を選ぶと良いと思います。

また、『独学受験は必ず模試は受けよう』でも説明しているように、模試を受けるためにもまずは受験範囲を1周させることが大事なので、そのためにも薄い問題集を選ぶことをオススメします。

てん
てん
もしどうしても分厚い問題集がやりたければ、偶数番号の問題だけで1周するなど、工夫することも可能です。

問題ごとに難易度がわかる

これは必ずしも必要ではない条件ですが、あればいいというものです。

難易度がわかれば、難易度が低い問題だけで1周してみる、といった使い方ができます。

問題集のステップアップについて

参考書は出題範囲を網羅しているものが1冊あれば十分という話をしましたが、

問題集については簡単なものから難しいものにレベルアップしていきます。

問題ごとに難易度がわかる問題集の場合は、1周目は簡単な問題、2周目は難しい問題、というような使い方も可能です。

また、入試の内容やレベルによっては、2周目で簡単な問題集を解いたら、次からは入試の過去問に取り掛かってもいいと思います。

過去問に取り掛かるべきかを判断するために、最初の問題集を1冊すべて理解して解けるようになったら、一度入試問題の過去問を解いてみることをオススメします。

過去問を解いて解説を読んだ時にまだ理解できないことがある場合は、他の問題集で経験を積むのがいいと思います。

教科ごとのオススメ教材

ここからは、私が大学受験時に実際に使っていた参考書と問題集の一部を教科ごとに紹介します。

ちなみに私の場合は、参考書や問題集の代わりにスタディサプリも多用していました。

しかしスタディサプリはこの記事の趣旨と異なるので、私が実際に受講したスタディサプリの神授業についてはまた別の記事で紹介させていただきます。

数学

標準問題精講(旺文社)【問題集】

問題精講シリーズは、数学だけでなく化学でもお世話になりました。

標問だけで1周するなど、使い方によっては短期間で全範囲を一通り網羅できます。

チャート式(数研出版)【参考書 兼 問題集】

チャート式は昔から使われている教材ですね。

問題集としてだけでなく、参考書としても使っていました。

物理

物理のエッセンス(河合出版)【参考書 兼 問題集】

物理のエッセンスは、物理受験をする人は必ずやった方がいいと思います。

京大の理学部で物理学を専攻していましたが、その後の医学部受験のときもこれを使って勉強しました。

私がセンター試験の物理で満点が取れたのも「物理のエッセンス」のおかげです。

物理重要問題集(数研出版)【問題集】

高校生の現役時代、物理のエッセンスを完璧にした後はこの重要問題集を解きました。

この問題集のおかげで、京大の難しい物理の問題にも対応できました。

難関大学を目指す方には間違いなくおすすめです。

化学

標準問精講(旺文社)【問題集】

医学部受験のときは、「標準」ではなく同じシリーズの「基礎」問題精講を解きました。


化学の新演習(三省堂)

これは京大受験時に使っていました。

難関大学を目指している化学受験者は、新演習か重要問題集のどちらかをやっていました。

英語

参考書

自由自在中学英語(受験研究社)

長年にわたって愛されている「自由自在」シリーズの最新版です。

私は大学受験をする1年ほど前に、中学の文法からやり直しました。

その時にこの「自由自在」を使いました。


共通テスト過去問

私のときはセンター試験でしたが、過去問を解きまくって問題に慣れました。

今は共通テストですね。

京大英語27カ年

私が京大を受験した時は「25カ年」でしたが、今は27カ年になっています。

最新刊は、2021年3月に発売された11版です。(2021年4月26日現在)

この問題集の長文問題を毎日必ず1問解いていました。

長文の問題中には、必ずと言っていいほど知らない単語がいくつか出てきます。

でも慣れてくると、知らない単語でも文章の流れからある程度予想できるようになるんです。

その能力を培ってくれたのが、この問題集でした。

国語

ステップアップノート30古典文法基礎ドリル

医学部受験のとき、完全に記憶から消えていた古典の文法をこれで思い出しました。

薄いので、挫折せずやり切ることができました。

共通テスト過去問

私のときはセンター試験でしたが、とにかく国語で足を引っ張らないことに必死だったので、

ひたすらに過去問を解きました。

国語は最後まで安定した点数にならなくて苦労しましたが、本番でいい点数が取れたのは、

何度も過去問を解いて問題の形式やスピード感に慣れたからだと思います。

地理

地理Bの点数が面白いほどとれる本(KADOKAWA )

実は、昔はこのシリーズってなんだか胡散臭くて敬遠していました(笑)

でも、地理Bについては本当にこれが役に立ちました。

医学部受験時は地理Bはゼロからのスタートだったのですが、

この本とスタディサプリのたつじん先生のおかげでなんとか乗り切ることができました。

まとめ

大学受験の教材について、参考書と問題集に分け、それぞれの選び方を紹介しました。

参考書はインプットに、問題集はアウトプットに使うものです。

参考書を選ぶ基準

  1. 出題範囲を網羅している
  2. 索引が充実している
  3. 解説や図がわかりやすい

問題集を選ぶ基準

  1. 解説が充実している
  2. 必要な範囲が網羅されていて、かつ、薄い
  3. 問題ごとに難易度がわかる

参考書は1冊あれば十分で、問題集は簡単なものから難しいものへ、自分のレベルアップに合わせて段階的に使うことも紹介しました。

そして、最後には私が京都大学や国立大医学部に独学で合格した時に実際に使っていた教材について、科目ごとに紹介しました。

(見ていない方は、『教科ごとのオススメ参考書・問題集』から見てみてください。)

独学での大学受験は、方向性に迷いが出るととても不安になると思います。

しかし、頼れる参考書を持っていたり、問題集を1冊やり遂げた自信があったりすると、その不安も少なくなります

この記事が、あなたに合った教材を選ぶ助けになると幸いです。

それでは最後まで読んでくださりありがとうございました!

一緒に勉強がんばりましょうー!

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