勉強する環境を整えることは、独学を成功させる鍵になると言っても過言ではありません。
なぜなら、独学は孤独な戦いのため、モチベーションの維持が難しいからです。
この記事では、以下の方々に参考になる内容となっております。
- 予備校に行くか独学で勉強するか迷っている高校生や浪人生
- 再受験で大学に入学したいと思っている社会人
- 高校生の子どもを予備校に入れるか迷っている保護者の方
この記事を読むことで、独学での大学受験を成功させるために整えるべき勉強環境についてわかります。
なお、独学の大学受験にありがちな失敗原因については、『独学受験失敗の5大要因』をご覧ください。
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独学で勉強する際に整えるべき環境 3つ
整えるべき環境は、以下の3つです。
- 勉強の不明点を解決する手段
- 勉強する場所
- 勉強道具
順番に説明していきます。
1 勉強の不明点を解決する手段
独学の一番難しいところが、勉強していて参考書や問題集の解説を読んでも理解できないことがあったとき、解決する手段を確保しにくいということです。
理解しないまま勉強を進めると、さらに分からない部分が積み重なっていくので、悪循環に陥ってしまいます。
独学の場合、予備校の先生を頼ることはできないので、解決手段は次の2通りが考えられます。
高校の先生や成績のいい友達に質問する
現役高校生の場合は高校の先生に聞くことができるので、先生を使わない手はないです。
私もよく京大の数学の問題が分からなくて先生に質問していました。
また、成績のいい友達に質問をする、というのも解決手段になります。
ただし、先生や友達に質問する際は注意が必要です。
質問する際は「ここまでは理解できるけどこの部分がわからない」というようにわからないところを明確にしてから質問するようにしてください。
そして解決したときには感しっかりと謝の気持ちを伝えてください。
先生や友だちの時間を無駄にさせない配慮がとても大事です。
簡潔に質問し、感謝の気持ちを伝えることで、次回も快く教えてくれると思いますよ。
私が高校生のとき独学で京都大学理学部に現役で合格できたのは、教えてくれる学校の先生と友達がいたからであることは間違いありません。
スタディサプリを使う
自宅で浪人している人など、周りに質問できる人がいない場合は、スタディサプリを使うことをオススメします。
「スタディサプリ使ったらもはや独学ではないのでは?」
という声が聞こえそうですが、スタディサプリは予備校に通わずいつでもどこでも勉強できるという意味で独学の教材です(断言)
私も医学部の受験をするときに、苦手意識の強かった古文・漢文、忘れてしまっていた化学、独特の技術が必要なセンター試験対策など、たくさんお世話になりました。
レベルや目的に合わせて好きに動画を視聴でき、テキストも無料でダウンロードできるので、自分の苦手な分野や理解できない部分を理解できるまで何度も学習することができます;
独学受験生は絶対に活用すべきマストアイテムです。
無料お試し期間もあるので、騙されたと思って一度試してみることを心の底からお勧めします。
2 勉強する場所
勉強する場所によって集中力とやる気が桁違いに変わります。
予備校の場合は、空き教室を自習室として使えたりそもそも自習室があったりするので問題ないのですが、独学の場合は勉強場所に迷いますよね。
勉強場所として考えられるのは、以下の5つです。
- 自宅
- 学校の教室や自習室
- 図書館
- カフェ
- コワーキングスペース
ずっと同じ場所で勉強していると、だんだんと勉強に身が入らなくなるので、気分転換に時々別の場所で勉強することは大事。
そのため、メインの勉強場所と、気分転換でたまに行くサブの勉強場所を予め決めておきましょう。
メインの勉強場所は、高校生なら学校と自宅、浪人生なら図書館と自宅、社会人ならコワーキングスペースと自宅、がいいと思います。
自宅で勉強するメリット・デメリット
メリット
- 移動しなくていい
- お金がかからない
デメリット
- Youtubeやマンガなどの誘惑が多い
- 分からないことを聞く人がいない
- 刺激し合える仲間が近くにいない
学校の教室や自習室で勉強するメリット・デメリット
メリット
- お金がかからない
- 刺激し合える仲間が近くにいる
- 分からないことを先生や友達に聞くことができる
デメリット
- 友達と話し込みすぎてしまうことがある
図書館で勉強するメリット・デメリット
メリット
- お金がかからない
- 他にも勉強している人がいるので刺激を受ける
デメリット
- 分からないことを聞く人がいない
カフェで勉強するメリット・デメリット
メリット
- 気分転換になる
- 友達と話しながら勉強できる
デメリット
- 周りがうるさいと集中できない
- お金がかかる
コワーキングスペースで勉強するメリット・デメリット
メリット
- 集中できる
- 他にも勉強している人がいるので刺激を受ける
- 早朝から夜遅くまで長い時間使えるところが多い
- 空調や通信環境、机や椅子の質などが良く快適
デメリット
- お金がかかる
自宅で勉強できるようになることが重要
誘惑が多い自宅での勉強ですが、独学に限らず自宅で勉強できるようになることはとても重要です。
なぜなら、学校や図書館が空いていない時、寝る前の1〜2時間、朝起きてからの数十分などは、自宅で勉強するしかないためです。
自宅で勉強できるようになると、とても効率が上がるので、自宅の勉強環境を整えることを意識してみてください。
3 勉強する道具
「2 勉強する場所」で書いた通り、自宅で集中して勉強できる環境を作ることが独学受験の鍵であると言えます。
そのため、自分のお気に入りの机、椅子、スタンドライト、文房具など、自宅の勉強環境については妥協しないようにしてください。
私はシャーペンの芯までこだわって使っていました。
シャーペンの芯を変えるだけで書き心地が全然違うので、勉強のストレスが減少します。
三菱鉛筆のHi-uniという製品なのですが、気になる方はぜひ使ってみてください。
まとめ
この記事では、独学で勉強するために最低限整えるべき環境を3つ紹介しました。
- 勉強の不明点を解決する手段
- 勉強する場所
- 勉強道具
独学での大学受験に特有の失敗原因は対策することができます。
この記事では環境に特化した対策方法を紹介しました。
参考書の選び方ややる気を上げる方法など、他の記事もぜひ参考にしていただけますと幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!