"何のために勉強するのか"心理学的に考察してみた

 

 

  • 将来なにがしたいのかわからない学生
  • 仕事でモチベーションが上がらない社会人
  • 人生の幸せってなんだろう?という疑問を抱くすべての方

 

この記事では、このような方々のために「マズローの欲求段階説」について解説し、

ここから「勉強をするのは何のためか」を考察したいと思います!

 

「マズローの欲求段階説」は、「心理学的に人間はどうなったら一番幸せなのか」

ということを突き詰めた理論ですので、「勉強は関係ない」という人も知って損はないと思います。

 

悩める人
なんだか名前からして難しそう・・・

 

わかりやすく解説するので、大丈夫ですよ!
おもち

 

 

勉強のやる気が上がらない最も大きな原因は「目的が明確じゃないから」

 

勉強って苦しいです。大変です。

だからこそ、「何のために」の部分が明確じゃないと、なかなかやる気が上がりません。

 

「勉強は自分の将来のため」は半分正解で半分間違い

 

よく、「自分の将来のために勉強しよう」という言葉を聞きます。

 

 

でも勉強が自分のためだけなら、やらなくて困るのは自分だし、

今やりたくないならやらなくてもいいかなって思うのが当然だと思います。

 

以下で解説する「マズローの欲求段階説」を知れば、その考えを改めることができるかもしれません。

 

 

マズローの欲求段階説を超わかりやすく解説

まずは、マズローの欲求段階説について超わかりやすく解説します。

 

そもそもマズローってなに?

マズローはアメリカの心理学者のことで、アブラハム・ハロルド・マズローといいます。

1908年にニューヨークで生まれ、1970年に亡くなりました。

 

多くの著書・論文があり、心理学だけでなく教育や経営学にも影響を与えています。

特に「欲求段階説」は、心理学の分野で革命だと言われたそうです。

 

なぜなら、それ以前は「欲求は満たされたら終わり」と考えられていたからです。

 

 

欲求段階説の概要

 

欲求段階説は「ある欲求が満たされると、より高いレベルの欲求が生じる」というものです。

 

まずは欲求段階説の全体像を図で見てみましょう。

この図のように、欲求は階層構造になっているとマズローは言うのです。

 

マズローの欲求段階説

 

それでは、各段階の欲求について簡単に説明します。

 

1段目「生理的欲求」:生きるうえで最低限必要なものへの欲求

 

 

一番下の段にあるのは生理的欲求です。

水、空気、食べ物への欲求、睡眠の欲求など、

生物として生存するうえで最低限必要なものへの欲求です。

食事や水がないと人は生きていけないですし、社会としても発展できません。

 

2段目「安全欲求」:安心・安全に暮らしたい欲求

 

2段目の欲求は、安全欲求です。

事故に合わない、犯罪に巻き込まれない、職を失わない、

といった安心や安全に対する欲求です。

治安が悪い地域に住んでいる状況や、仕事がなくなりそうな状況は

安全欲求が満たされていないことになります。

 

 

3段目「社会的欲求」:コミュニティへの所属欲求

 

3段目の欲求は、社会的欲求です。

組織に所属しているという満足や、温かい家族を築いている実感、

というように家庭やコミュニティへの所属に対する欲求です。

 

4段目「承認欲求」:人に認められたい、または自分を認めたい欲求

 

4段目の欲求は承認欲求です。

尊敬されたい、また自分自身に満足したいというように、

他者や自分自身から承認されたいという欲求です。

 

5段目「自己実現欲求」:成長して自分の望む姿になりたい欲求

 

5段目、ピラミッドの最上段の欲求は、自己実現欲求です。

 

自分自身の持っている可能性を最大限に発揮し自分が望む姿になりたいという欲求です。

 

これまでの欲求は、欠乏しているものを満たしたい欲求でしたが、

自己実現欲求は自らの成長自体が欲求の対象となっています。

 

 

最高次「自己超越」:他人の喜び=自分の喜び

 

マズローは5段階の欲求を公表したあとに、自己実現のさらに上の段階があることを発表しました。

 

それが「自己超越」です。

 

これまでの欲求はすべて自分に向けられた欲求でしたが、

もっとも高次の欲求は「自分以外のだれか」に向けられたものです。

「だれかのための行動が、自分に利益をもたらす」という状況で、

この境地に達することが人の最も高次な幸せであり、

そのような人が増えることで社会がより良いものになる、というのです。

 

 

世の中のどんな仕事も、誰かの利益のために働いた報酬として自分に利益が生じます。

そのため「 他人の利益 → 自分の利益 」の構図が多くの場合で成り立っていると言えます。

 

ただし、私も含め「自己超越」に達していない人の多くは、

目的は自分が報酬を得ることであり、

他人に利益を与えるのはそのための手段、という発想です。

 

自己超越に至った人の考え方は、

他人に利益を与えることが目的であり、

そのこと自体が自分にとっての利益だというのです。

 

 

勉強をすることで「自己超越」に近づく

 

心理学的に見た人間の欲求の段階と、最も高次な欲求である「自己超越」について、

なんとなくわかっていただけたかと思います。

 

では、マズローの欲求段階説から勉強の目的について考えてみましょう!

 

将来たくさんの人や社会に貢献している自分を想像しよう

 

今勉強することで将来あなたが誰かを救えるとしたらどう感じますか。

あなたが勉強しなければ、その救えるはずの人が救えなくなります。

 

 

「他の人がやるから大丈夫」と思いますか?

 

 

でも、それはあり得ません。

それはあなたしかできないことだからです。

 

 

あなたしかできないことでたくさんの人や社会の役に立つ

 

 

そうなれば、あなたは多くの人に尊敬されるので承認欲求が満たされ、

 

自分の成長を感じることで自己実現欲求が満たされ、

 

さらに自己超越の境地に達するでしょう。

 

 

その境地に達すれば、もし仕事を失ったとしても、

 

あなたはまた新しい仕事を手に入れ、

 

生理的欲求も安全欲求も間違いなく満たされます。

 

 

この状況に達することが人の幸せであると、

マズローの欲求段階説から読み取ることができます。

 

 

勉強が「自己超越」への最強の手段

 

世の中、勉強がすべてではありません。

 

勉強だけしていても「自己超越」には到達できないでしょうし、

 

勉強をしなくても到達する人もいるかもしれません。

 

 

しかし、勉強が「自己超越」へ近づく最強の手段であることは間違いないと思います。

 

 

勉強をすることで、人の努力がわかるようになります。

勉強をすることで、自信を得ることができます。

勉強をすることで、他人を助けるための手段として選択肢が広がります。

勉強をすることで得られるものは他にもたくさんあります。

 

 

あなたがどんな人生を送りたいか、そのために勉強という手段をどのように使うか、

 

はっきりと答えを出すのは難しいとは思いますが、

 

考え続けることが大切だと思います。

 

 

勉強をすることで得られるものについては、以下の記事を参考にしてください。

(記事準備中)

 

 

まとめ

最後に、この記事で紹介した内容をまとめます。

 

欲求段階説から心理学的に「何のために勉強するのか」を考える

  • 人はより高次の欲求を求める
  • 最も高次の「自己超越」とは「他人の利益=自分の利益」
  • 将来たくさんの人や社会に貢献している自分を想像しよう
  • 勉強が「自己超越」へ近づく最強の手段である

 

「なぜ勉強をするのか」「幸せな人生って何だろうか」

 

たくさん迷い、紆余曲折しながらも、一歩一歩進んでいくものだと思います。

正解は人それぞれ。自分なりの答えを一緒に考えていきましょう。

 

さいごまで読んでくださってありがとうございました!

 

【おまけ】参考図書

 

・「マズロー心理学入門:人間性心理学の源流を求めて」 中野明 アルテ

 

・「リーダーのための経営心理学--人を動かし導く50の心の性質」 藤田耕司 日本経済新聞出版

 

・「マズローの欲求段階説」 渡辺博文

 

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